ワーキングホリデー

オーストラリア・ワーホリ日誌 6 最初のフラット探し その2

ワーホリ日誌6

前回中華なフラットオーナーからそんなスパイス入りませんけど!何なら目に沁みますけど!ってな感じの刺激を頂いたスヌスです。

今回はその足でシドニー1の繁華街、キングスクロスへと向かいます。

もっとも、行く前はそもそも俗に言う繁華街だった事を知らなかった訳ですが。という訳で今回は前の回とは違った刺激をお届けします…!

ではでは参りましょー!

Kings Crossのおませな夜

前日夜中まで悪徳オーナーとテキストメッセージのやり取りをしていたスヌスでしたが、翌朝はもうチェックアウトせねばならなかったので夜の内に荷物をまとめ出発準備。
翌朝早くハイドパーク前のホテルを後にしました。

その日は快晴で少し暑いぐらいでしたが、目的地のキングスクロス辺りまでは1kmちょいという感じで距離はそこまでないようだったので歩くことに。ちなみにシドニー内のメインの交通手段はバスで、街の中心地からもバスで30分も乗ればボンダイなどの素敵なビーチに行くことが出来ます。後、バスのチケットはなんとコンビニで買います。ちょっと不思議ですよね。

私は知らない街をウロウロしながら覚えるのが好きなのもあり、その後のシドニー生活でも余程遠出しない限りはシティー内はほとんど徒歩移動だったのですが、キングスクロスへの移動は正直疲れました。

10kg以上あるバックパックをしょっての移動だった事もそうですが、割と登り坂が続く道のりだったのもあり、一気に体力を持っていかれてしまった感じです。

10kgぐらいだとバッグがいい奴だと実はそこまできつくないのですが、その時のスヌスのバッグがあまりよくなかったのか、単に不慣れで調整が悪かったのか、肩にもろに重さが来る感じで時間が経つごとに痛くなっていき、相当にきつかったのを覚えています。

額ににじむ汗を時折ぬぐいながら亀仙人の修行ってきっとこんな感じなのね…としみじみ思ったものです。

クリリンって鼻がないのにすごい…って。

そうこうしている内に何とかキングスクロスへ到着。
少しお腹が減ったのでケアンズ空港でもお世話になったハンバーガーショップのHungry Jacksへ入店です。お腹を満たしながらモグモグと地図をチェックするスヌス。
予習に余念がありません。

一休みしたらひとまず宿へ直行。宿泊場所は一応事前にチェックはしていたので、重い荷物を預ける為にも少し足早にお目当てのバックパッカーへと向かいました。

今回の宿はファンクハウス・バックパッカーズです。
今HP見ると全然違いますが(いい意味で)、私が泊まった時は結構ボロボロで薄暗い感じでした。ただ、ある意味ですごくバックパッカーっぽかった気もします。

パーリーガールとちゅなーみちゅなーみー

Funk House DoorFunk House Dorm当時泊まった部屋。ドアがビートルズでオシャレでした。

私が泊まった部屋は3人部屋のドミトリーで、スヌスが入った後にニュージーランドから来たというイケイケな感じのパーリーガールお2人様が入室してきました。

その頃のスヌスはまだオーストラリアへも来たばかりでしたし、流石にヘーイ!ってな感じで延々と世間話なんて出来なかった訳ですが、2人の内のひとりが入室するやいなや社交的なのか黙ってるのが苦手なタイプなのか、いや…あんまり喋れないよ?というスヌスの発言を無視するかの如くノンストップでマシンガントークを繰り広げます。

この辺は多分スヌスが最初から微妙に発音だけよかったせいもあるかもしれません。
家探しとか仕事探しでどこかに電話とかした時も大体初めの頃から流暢だと思われることが多かったので、いいこともあったのですがこんな感じで何か変にハードルが上がってしまっておぉ…ってなってしまうこともありました。

でも発音がいいというのは英語を使う上で印象がよくなるのは確かなので序盤から発音はある程度頑張った方がよいです…!

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ただ、もうひとりのセクシー女子はこちらをジトジトと見つめるもののあまり喋りません。
下等生物を見るような目でこちらを見ているだけでした。

ベジータだと思ってもらえれば解りやすいかもしれません。
そうです。実は彼女はベジータだったのです。いや、違いますけど。

まぁそれはいいとしてお喋りNZ小町の世間話はとどまることを知りません。
その内”ちゅなーみ、ちゅなーみー. Were your family okay?”(家族は平気だった?)と聞いてこられて、ちゅなーみ?何のこっちゃ?と思ったのですが津波のことだと途中で気づいてちょっとびっくりしました。

そう、津波って英語でもTsunamiなんですよね。
その時はそのことを知らなかったのでへーってなったんですが、海外でもやっぱり日本の地震のことは話題になってるんだなぁとしみじみ思いました。

何かそこで”Yeah, they are fine.”(うん、大丈夫だよ)とか言いつつ何とも言えない気持ちになったのを覚えています。

そうこうしている内に日も暮れてきてパーリーガールの2人は外出。
当然です。何故ならパーリーガールなのですから。

ちょっとびっくりしたのは出かけるちょっと手前で普通にベッドに財布を置いていったことです。海外だと普通ありえないと思うんですが、スヌスは絶対盗んだりしないと思ってくれたみたいなんですよね。

日本人ってすごく信用されてるんだなぁと思いました。
先人達の積み重ねギザすごすです。

ほぼ全裸のお姉さんとインドの揚げ物

その後程なくしてスヌスもせっかくだからと街へと繰り出します。
その頃はイースターだったこともあり、通りは大賑わい。お祭りのようです。

メイン通りの両サイドには賑やかなお店が立ち並び、人でごった返していました。もっぱらクラブ系のお店が多いようだったのですが、入りきれないのか人気なのかいくつかのお店では行列が出来ています。

スヌスはそもそもお酒がほとんど飲めませんし、クラブみたいなうるさい場所もあまり得意ではないので動物園のパンダでも見るかの如く人間観察にいそしんでいたのですが、歩いていたのと反対側の通りにふわふわと揺れる羽のようなものが。

何かと思ったらほぼ全裸のお姉さんが羽のスカーフのようなものを振って通りの人たちに笑顔をふりまいています。

 

て言うか基本パンツ一丁です。

 

もう一度言いますが

 

パンツ一丁目2番地5号です。

 

もう一度…
もういいですね。すいません。

上はニップレスを一応装着していますが日本だと公然わいせつでお縄になるのではないかというレベル。

うわーとちょっと呆気にとられたスヌスですが、そういえばお腹がすいていたことを思い出し、お姉さんを横目に食べ物を探しに。

そのままテクテクと歩いていくとどこからかいい匂いが漂ってきます。
通りには屋台もいくつか出ていて、この匂いはどうやらインド料理の屋台からのようでした。あまりお金は使いたくないなぁと思っていたところ、サモサが安く売っていたのでそちらを早速頂きます。

ホクホクのサモサはほんのり甘く、少し肌寒い夜を何だか温めてくれました。
昼間の移動の疲れもあって少し眠気も出てきたので、サモサを食べて少しぶらついた後はそのままバッパーへ戻り、床につくことに。

バッパーのカードキーの使い方が分からず冷や汗をかくという地味なトラブルがありましたが、そこは人徳のあるスヌスです。見知らぬ外人さんが助けてくれました。
人徳ってすごいですね。うふふ。

ちなみにスヌスを助けてくれた彼女の”Thank you!”への返しは

“No sweat!”(お安いご用よ!)

かっちょいー。

そんなこんなで前の晩とは違う賑やかな刺激を満喫した夜でした。
ありがとうホカホカサモサ。そして、ありがとうニップレス。

今回はここまです!
次回はひょんなことからシドニーのTokyoへと向かうことになるスヌス。
一体どんな出逢いが待ち受けているんでしょうか?

ではではあなたの明日が、きっとまた素敵になりますように。

スヌス