こんにちは、スヌスです!
30歳過ぎてから英語のやり直しを始めて、独学でカレッジ留学を果たしたいぶし銀です(`・ω・´)/
今日はそんなスヌスから英語のTの発音についてのお話です。
Tってそんな地味な話で1話使うとか正気ですか?
っていう怒声が飛んできそうですが、Tって割と使いますし実はこれを知ってるか知らないかで正しい発音が出来るかどうかだけではなく、日常会話で相手の言ってることが聴き取れるかどうかにも関係してきます。
Tを笑う者はTで枕を濡らす訳です。
それはもうぐっしょりと。洗濯必須。あだ名が不衛生に。知らずにいいことなんて何もないですね。
なので実はすごく重要。
でもRやLの発音なんかと違って発音自体はそんなに難しい訳でもないので、知識として知っておくだけで大丈夫なんです。知ってれば出来ちゃうっていう。
今日はそんなTの発音のお話。
という訳で今回の内容はざっくりまとめると下記のような感じです!
- Tの発音はアメリカンアクセントでは実は割とD
- 具体的にどういうTがDになるのか
- 他の発音の仕方は?
では参りましょー。
目次
英語のTの発音はアメリカンアクセントでは割とDである
そのままです。
Tだと思ってたでしょ(´・ω・`)?
Dなんです。
何を隠そう
Dなんですよ。
ただ、”割と”って書いてるように全部じゃないです。
加えてイギリスでは基本的にはあまり使われません。今回のお話のタイトルにもあるようにアメリカンアクセントで使われるという認識が強いかなと思いますが、実際はカナダはもちろん(北米なので基本的にアメリカと同じ発音、ただスペリングはイギリスのものです)オーストラリアやニュージーランドでも同様の発音の仕方が見られます。
オーストラリアやニュージーランドはアクセント(と言うとちょっと解りづらいかもですが喋っている時のイントネーションですね)はイギリスのものに近いですが、発音の仕方はこのTのようにアメリカと似通ったところがあるのが面白いですね。
簡単に言うとイギリス以外で割とよく見られる発音の仕方という風に考えればいいのかなと思います(`・ω・´)/
もしこういうこの単語とかってどう発音すべきなの?みたいのを感覚ではなく体系的に学びたかったらAmerican Accent Trainingがおすすめです。こういうTだけどDっぽく発音する的なところもしっかり押さえてあるので学びは大きいかなと思います。
ただ、全部英語で書かれているので買うのは今ならちゃんと解るよ!って自信がある場合だけにした方がいいです。
英語自体に自信がまだないっすっていう状態で買うと読んでも意味不明だと思うので、押し入れの中で引きこもりのドラえもんみたいに眠り続けることになります。
自信があれば是非。
ちなみにこのDっぽく発音するTはFlap T: フラップTという風に言われたりしますが、これはたくさんの文法用語とかと同じで別に知っててもあまり意味はないのでこの言葉自体は別に覚えなくても大丈夫かと思われます。
でも毎回TがDになる奴云々って説明すると微妙なので一応この後のお話でもフラップTという感じで呼んでいこうとは思いますがお気になさらずです。
フラップT どういう場合にTがDになるの?
という訳でじゃあどのTがDな感じになるのか?ですが、一応定義としては下記です。
- Tが前後を母音、もしくは母音になりうる音(あいうえお → aiueoとか)にはさまれている
- 単語のアクセントがTについていない(Tが一番強く発音するところではない)
(例: attack → Tは母音に囲まれているが”アタック”でTにアクセントがあるので”アダック”にはならない) - ひとつの単語だけではなく、2単語などでも同様の発音の仕方が見られる
(例: Got it!(了解!) → アメリカンアクセントだと”ガァディッ!”という発音の仕方になる)
一番簡単なとらえ方としては単語の最初ではなくて真ん中の方に来るTだとDっぽく発音するものが多いんだなという感じで考えればいいかなと思います。
というのは絶対こうだ!ってルールが決まっていてネイティブの人達がそれに沿って常にそう発音しているという訳ではないのでそんな神経質になる必要はないからです。
よく聞かれる単語を例として挙げると下記のような感じです。
Oxford Dictionaryのリンクを入れてみましたので聞き比べてみてください(イギリス英語: UKとアメリカ英語: USの発音が聞けるようになっています)。ちょっと多いので気になったものだけで大丈夫です(`・ω・´)/
イギリス版はちゃんとTって言ってますよね。
でもアメリカンアクセントではDっぽかったと思います。
このアメリカンアクセントのフラップTの発音のコツとしては基本的にちょっとダラっとリラックスした感じでサラッと言うって感じです。
実際口に出してマネしながら言ってみると解ると思いますが、ちょっとスムーズになりますよね。
2単語以上になるとそれが特に顕著になって、先にお伝えした”Got it!”もそうですが、”not at all”なんかも”ノォダドォーウ”みたいになるのでノットアットオールって言うと思ってると聞き取れないですし、切れ目がない分早く感じますよね。
ネイティブの英語が早く聞こえるのはこういった感じでつなげて発音することがすごく多いからです。
でもこういう風に言ってるんだーって知ってると知らないより何言ってるか解ると思いますし、解るスピードも早くなります。
だから最初にお伝えしたように”知ってる”って大切なんですよね。
ちなみにアクセントがTに置かれる場合には使われないというのは意識的には単語の最初に来る時と同じでT!!!!!って感じではっきり強く言うのでダラっと流した感じで言わないから必然的にTになるっていう感覚でいればいいかなと思います。
Tの他の発音の仕方は?
という訳でここまで俗にいうフラップT → ”TがDっぽくなる発音”についてお話してきましたが、Dぽくなるだけではなくて他の発音の仕方(あれ?スペリングと違う感じだよ?って奴ですね)も紹介しておきます。
Tを発音しない
TをDっぽく言う以外で一番よくあるのが実は発音しないオプションです。
一番解りやすいのは語尾に来るTで、これはアメリカでもイギリスでも見られます。さっきから何回も出てきて大活躍してくれてますが”Got it!”も”ガァディッ!”てな感じで”ガァディットゥ!”とは普通言いません。
日本でも寝る時に”Good night”をグッナイって冗談っぽく言ったりすると思いますが、あれがまさにそうです。
外人さんのマネして何となく言ってる感じだと思うんですが、”グッナイトゥ”みたいには言わないので実は割と正しい発音なんです。
他にも例として
“You should take the medicine.” 「薬飲まないと」
“Yeah, I’ll take it.” 「うん、飲む飲む」
この場合”Take it”は”テイキッ”という感じでTはほぼ発音しなかったりします。ただ、言っちゃダメってことはなくて例えば強調したりする時は言ったりもします。普通あんま言わないってことですね。
Tを言わないのはイギリスに多い
それと、実は語尾以外でもTは省略されることが多いです。フラップT(TからD)はアメリカを中心としてイギリス以外に多く見られる特徴でしたが、Tを省略するのはイギリスの方で頻繁に見られる特徴です。
例えば下記だとこんな感じに
- exciting: エキサァィイン
- better: ベッアー
- water: ウォーッアー
- photo: フォーッオー
冗談と下ネタは顔だけにしてもらおうか?
って思うかもですが本当にこうゆう風に発音する人が結構います(`・ω・´)/
イギリスは地方の方言の他、階級によっても結構発音が違っていて、ワーカークラスとかの人とかに割と見られる発音かなと思います。
基本的に日本語の感じだとTがあるところでちっちゃい”っ”が入るイメージですね。
イギリスやアメリカ共通だと他にもwritten、certainみたいな単語はTは言わずに発音されることがよくありますし、twentyとかもトゥエニーみたいに発音されることが多いです。
Tの前にNが来る場合もTが省かれたりします
これもTを省く系ではありますがTの前にNが来ると発音しなかったりすることもあります。
これはアメリカ系ですね。よく例として挙げられるのはwinterでwinnerと同じような発音になったりします。
スヌスはカナダにカレッジ留学していた頃はトロントにいたんですが、Torontoはアメリカ(カナダ)の発音だとトローノォみたいな感じになります(イギリスだとT言います。ややこしくなってきたでしょう。ふふふ…)。何かトロトロな感じですよね。
これもTの前にNが来ているからです。
まとめ
という訳で今日は見逃されがちなTの発音のお話でした。
では今日のお話をまとめてみましょー。
- 単語の真ん中とか単語と単語の間に来るTはイギリス以外だとよくDっぽくなるよ
- Tは語尾に来るとかなりの割合で省かれるよ。イギリスだと語尾以外でもよく省かれるよ
- こういう発音の仕方を何となくでも解ってるとリスニングにも活かされるから覚えておいた方がいいよ
以上です(`・ω・´)/
普段よく使う単語にもTはたくさん含まれていると思いますし、あーだからあんな風に聞こえるんだーってのもあったんじゃないかなと思います。是非是非参考にしてみてください。
発音に関しては下記別記事でもお話してますのでこちらもよかったらのぞいてみてください。
Check it out(チェキダウッ)!
あなたの明日が、きっとまた素敵になりますように。
スヌス