ありがとうってちゃんと伝えたいですよね(`・ω・´)/
こんにちは、スヌスです!
30歳から英語のやり直しを1から始めたスヌスですが、その後独学でカナダへのカレッジ留学を果たし、学校でも仕事でも問題なく英語でコミュニケーションがとれています。
今日はそんなスヌスが日本人の苦手とするthの発音について解説していきます。
今回の内容はざっくりまとめるとこちら
- thの発音のポイントはさらっとやること
- thをサ行(s)で代用しようとしても無理がある場合も多い
- shも実はsとは違う。こちらの違いも解説
では参りましょー。
thの発音のポイントは舌をちょっとそえるイメージ
という訳で早速thの発音のポイントですが、コツとしてはシンプルでちょいっと舌をそえるイメージでやることです。
まずは実際に見てみるのが一番早いと思うのでビデオを見てみましょう。
おなじみBBC Learning Englishのビデオです。こちらはThank youなどのth。
The Sounds of English: Voiceless Consonants – 6
基本的には舌の先を上の歯の舌に置いて息を出すという感じです。
(ビデオでは解りやすいように少し大げさにやってくれてますが実際は上の歯の下に舌をさっと置く感じです。普段喋ってる時にあんなに出そうと思うと結構大変)
次にこちらはThisなどのthですね。基本的に舌や口のフォームは同じで音(声)を出すかどうかが違ってきます。
The Sounds of English: Voiced Consonants – 6
それぞれ”voiceless”・”voiced”consonantとなってますが、学術的な言い方をすると声帯を震わすかどうかということで、有声音か無声音かということです。“no vibration in the vocal cords”といった表現をされることもありますがこれも同じで無声音ということですね。
平たく言うと音(声)を出すかスーって息を出すだけかどうかってことです(`・ω・´)/
具体的にどういう単語がそれぞれに当てはまるかと言うと下記のような感じ。
- thanks, throw, thumb → 無声音(息だけ)
- this, that, them → 有声音(声を出す)
日本語的に解りやすく区別すると濁点のちょんちょんがついてるかどうかで判断すれば大丈夫です。サンクスなら息だけ、ディスなら声を出すっていう理解でOK。
何をするかが判れば後は地味ですが練習あるのみ!
th…th…th…thanks…thanks…thanks…といった感じで実際に口に出してみて反復練習して慣れていくのが一番の早道です。
ちゃんと出来ているかはっきりしなければスマホのアプリなどで自分の喋りを録音して聞いてみて、納得いくまでやってみましょう(`・ω・´)/
コツは最初に言ったようにさっと舌をそえるように出すことです。また、thが単語のどこにくるかでもちょっと違いますのでパターン別に確認して練習してください。
- Thank youやThisのように単語の最初や途中にある場合
→ 舌を出した後すぐ引っ込める(舌を出すというより一瞬だけ舌で入口をふさぐような感じ) - 日付のようにseventhといった感じで最後にくる場合
→ 舌をそえるだけ(すぐ引っ込める必要なし)
慣れればふつうに出来るようになってきますし、コツが解るとそんなに難しくはないです!毎日気づいた時にブツブツ呟いて練習してみてください(`・ω・´)/
thをサ行で代用すると別の単語になる場合が割と多い
Thank youがセンキューと書かれる通り、日本人の人がthの音を発音する時はサ行(s)の音で発音してしまうことが多いと思いますが、結構誤解をうむケースも多いのでやっぱり最終的にはちゃんとthの発音が出来るようになった方が無難です。
会話ってやっぱり前後の流れとかで判断したりもするものなので、センキューぐらいだとsenk youみたいに言っても伝わらないなんてことはまぁまずないと思いますが、そうでもないケースもそれなりにあります。
例えば友達のお家に行ったらケーキを焼いてくれていて、すんごい大きいケーキが出てきた時に「わぁーぶ厚っ!」みたいなことを言いたかったとして
みたいな会話をするつもりが
ってなっちゃうとちょっと微妙ですよね?
シチュエーション的に伝わる可能性もありますし、sickにはやばいねー(いい意味で)みたいな意味もあるのでいい風にとってくれるかもしれませんが、どっちにしてもちょっと紛らわしいですし???ってなられてしまう可能性もあります。
こういう風に全然意味が違ってしまうことも多々あります。
なのでth含め、発音はちゃんと出来た方がよいです(`・ω・´)/
shも実はsとは微妙に発音が違うのだ
今回thのお話ですがthと間違って発音しやすいsの発音のお話も取り上げているので、ついでにshの発音のお話もしておきます。
shの音とsは同じだと思っていませんか?
実は微妙に違います。
これもthと同様に別の単語に聞こえてしまう可能性があるのでちゃんと区別して発音出来るようにした方がいいです。
ここでもまずビデオで発音を確認してみましょう(`・ω・´)/
こちらのビデオではshとsの両方の違いまで説明してくれています。
The Sounds of English: Voiceless Consonants – 8
簡単に言うと両方とも無声音ですがshは静かにして!って言うときのシーで、sはスーって感じです。ポイントとしてはそれぞれ
- sh: ちょっとチューするような感じで口を突き出してシー(静かにして!)
- s: 口は少し開けるけど歯は閉じてる状態で息だけスーって出す
ていう感じです。
シーの音で解りやすい例をあげると下記
- she: (彼女は) → 静かにして!のシー
- sea(海)・see(見る) → sの方なのでスィーって感じです(スは無声音)
ここもしっかり区別出来るようになるとまた一歩ステップアップ出来ますのでthと同様に練習してみてください!
まとめ
という訳で今日はthの発音についてのお話でした。
今日のお話をざっくりまとめると下記
- thの発音はさっとそえるように舌を出すのがポイント
- sになってしまうと意味が変わってしまうことも多いのでしっかり練習して区別出来るようにしよう
- shとsも間違えやすいポイントのひとつ。ここも気をつけることでより伝わりやすい英語を目指そう!
です!
また、今回のthだけでなく英語の発音には子音と母音の理解が大切です。
下記に簡単にまとめてみましたのでここも意識するようにしてみてください(`・ω・´)/
日本語には基本的にどの音もaiueoの母音がついているのでtやsのみといった子音だけの音はありませんが(さしすせそ・たちつてとという感じでsやtの行にもすべてsa、shiという形で母音が入っていますよね)、英語やその他の言語だと子音のみの音が結構あります。
こういった子音のみの音は俗にいう無声音で息を出すだけだったり、tやdならトゥッという感じで音を鳴らすだけで声にはしません。
雑学みたいですが実はこの子音と母音に関して理解しておくとカタカナ英語から脱却しやすいです。
というのはカタカナ英語になる原因のひとつが英語には実際はない母音(aiueo)を無意識に追加して発音してしまうというところにあるからです。
ただ、これは日本人だけの問題ではなくて、どの国出身の人も自分の母国語の特徴から影響を受けているのでお国訛りというような感じではあります。
なので、日本人ってダメだな…とかは思わなくていいです。
他の外人さんも(流暢と言われるヨーロピアン含めて)大体ものすごく訛ってます。
発音はリスニングと一緒に勉強することで相乗効果をえることが出来ます。下記の記事も参考になりますのであわせて確認してみてください。
ではではあなたの明日が、きっとまた素敵になりますように。
スヌス